平成23年1月26日(水曜日)
板橋区保健所予防対策課公害保険グループ主催の「呼吸器疾患講演会」で講演しました。
テーマは「息切れを克服しよう!~肺の生活習慣病?!COPDを中心に~」です。
宇宙飛行士の野口聡一さん(宇宙に165日)、山崎直子さん(宇宙に15日)、ヒポクラテス(宇宙には行っていません)を題材に、COPDを中心にした呼吸器疾患についてと、呼吸リハビリについてをお話しました。
野口さん曰く、宇宙では肩がこらない、地球ではリンゴが重いと話され、移動のときは歩けず椅子ごと移動しましたが、一方、山崎さんは、いつもの宇宙飛行士と同様に、立って挨拶をされていました。この違いは?無重力では、筋肉はどんどん落ちてしまうのです。期間が長いほど、回復にも時間がかかります。強靭な体力で訓練されている宇宙飛行士でも筋力は落ちるのです。
我々も同じです。
人間は楽なほう、楽なほうに体をおきます。そうすると、筋肉は落ち、いざ動こうとすると、体が重くて、息切れがして動けない。そして、また動かなくなる悪循環のはじまりです。
ちょっと続けて、毎日動いてみると、疲れるけれど、だんだん楽に動けるようになるのを実感できるはずです。
頑張って動きましょう!!!
|
院長からのコメント
紀元前に ヒポクラテスは
「使えば強くなり、使わなければ衰弱する」
と2000年以上前に、言っているのには驚きです。
当日は、30名位の板橋区区民の方に、お集まりいただきありがとうございました。
質問も、事前の質問を含めて20くらいの回答をさせていただきました。
皆さんが、自己管理がうまくなって、元気になることを望みます。